小説 STAY(STAY DOLD) New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第六章10 「見たところ、顔や手、足に擦り傷……そして、足に打ち身……。流れてくる樹の枝などが当たったのだろうね……」 去はそっと蓮の体を触って言った。 「それにこんなにも体が冷たいですよ」 曜は蓮の手や足をさすった。 それは去もわかっていて、し... 2024.09.08 小説 STAY(STAY DOLD)
小説 STAY(STAY DOLD) New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第六章9 「蓮!れーん!」 伊緒理は腹の底から力いっぱい声を出して蓮を呼んだ。 「れーん!返事をしておくれ!」 声を出した後は、耳を澄ました。自分の声を聞いた蓮が応えてくれる、という希望を持って。 未刻(午後二時)を回った頃だった。 長年傍で... 2024.09.02 小説 STAY(STAY DOLD)