2023-03

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御自愛日記

【御自愛日記4】目1

今回は「目」👁です 歳をとったな、と実感したのが朝、文字を読むのに、滲んで読めない、手で距離を調節してピントを合わせる。これが40代半ばに認識して、「あーとうとう私も老眼なんだー」を自覚しました。 私の老いの始まりは「目」でした。 同年代の...
小説 STAY(STAY DOLD)

New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第ニ章1

それは何の前触れもなく行われたことだった。誰にも知らされず、予兆を感じさせることもなく本人の心の中だけでその計画は練られ、実行されたのだ。 「あら、蓮、何?」 見習いの者たちと薬草庫の整理をしてから戻って来た礼は、庇の間にちょこんと座ってい...
小説 STAY(STAY DOLD)

New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第一章8

上に……上に……上がらなければ……。沈んだままではだめ……。  芹は水の中の深い底から浮き上がろうともがいていた。  光の中に向かって上がるのよ。ここにずっといてはいけない。光に向かって上がればいいのよ……。 「……芹……芹!」  自分の名...
御自愛日記

【御自愛日記3】食事1

本日のお題は「食事」です 私は食べることが好きです。 目の前に出たものは、残さず食べる!フードロスはない!というのが信条とよく食べていました。 しかし、年齢を重ねると量は食べられなくなりました。 初めから量を少なくする、お店に入っても量の多...
小説 STAY(STAY DOLD)

New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第一章7

芹は用意された褥の上に横たわり、枕に頭を着けると目を瞑った。驚きと恐怖で目を開けていられなかった。 離れた義母の礼が戻って来て、芹の枕元に座った。別室に寝ている淳奈の様子を見て来たのだ。 「淳奈は苗に抱かれて眠ったわ」  そう聞いて、芹は少...
小説 STAY(STAY DOLD)

New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第一章6

朝に宮廷に出仕して、それが終わると舞の練習をする。  それがここ最近の実津瀬の日常であった。  実津瀬が夏の宴に舞うことは恒例になった。  実津瀬が完成させた舞は五曲ある。相棒と呼ぶべき、宮廷の楽団に所属する楽人の淡路と音楽を奏でる楽団とで...
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