2020-11

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物語あれこれ

物語あれこれ 参考文献①小説・漫画編

こんにちは 今日は、「Infinity」という物語を書くにあたって、参考にした本。資料的によく見た本についてお話したいと思います。 この物語は「日本の古代を舞台にした恋愛小説」という設定ですが、「古代」っていつよ、と思われる方も。 地理的な...
物語あれこれ

物語あれこれ 物語の題名について

こんにちは。これから、「Infinity」という物語を作るにあたっての裏話的なことを書き連ねていこうと思います。どなたかに面白がっていただけたら幸いです。 Infinityという物語の題名は米国の歌手、マライア・キャリーの「Infinity...
物語あれこれ

物語あれこれ 最終回を迎えて

「Infinity」という小説を最後まで読んでくださった皆さま、ありがとうございます。 熱しやすくて飽きっぽい性格の私が、何とか自分の頭の中に出現したものを作品として形にして、世の中に出すことができました。 それはこのホームページや小説投稿...
小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night127 最終回

冬と言ってもまだ雪は降らないだろうと言い合っていたのに、その朝は一段と寒くなって雪が降った。  朝、侍女達は部屋の中から蔀を押し出すのに、手を置いた時にその冷たさで外の様子を察することができた。一度手を離して、口元に手の平を広げて、自分の息...
小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night126

礼は実言が寝る部屋の隣に寝所を作って、そこで寝た。起きたらすぐに几帳をくぐって実言の様子を窺った。  夫は人形が寝ているような置かれたままの姿を見せている。  起きてすることは昨日と同じだ、水や薬湯を飲ませて、体を拭き、傷口を洗って薬を塗り...
小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night125

礼は目覚めた。目を開けたら、天井が見えた。白々とした明かりが梁の線を鮮明に見せていた。隣をみると、真っすぐに上を向いて寝ている夫がいた。それは、昨夜多くの人の手を借りて、王宮から連れ帰った夫であるが、寝返りを打つこともなく礼が添い寝をする直...
小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night124

翌日も礼は体が求めるままに寝た。目が覚めた時には、陽はとっくに高くまで上がっており、外では実津瀬と蓮が邸の子供達と遊んでいる声が聞こえた。礼は起き上がると、縫がやってきた。昨日と同じように、薬湯を飲み、粥を食べると、促されるまま横になってま...
小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night123

翌日、礼は天高く陽が登った頃に、目を覚ました。礼は何刻だろうと、身を起こすと、庇の間の衝立から縫がひょっこりと顔を出した。澪も縫も、礼が自然に目を覚ますの待っていた。 「お目覚めですか?」  そう言って、礼に近づいてきた。 「ご気分は?」 ...
小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night122

両手を赤く染めて戻ってきた礼に、付き添いの者が待機する部屋から出て来た澪は血相を変えて駆け寄ってきた。 「礼様!どうなさったのです!どこを怪我されたの?手の平?それとも、腹ですか?どうしてこんなことに!」  礼の顔は真っ青だが、飛んだ血が頬...
物語あれこれ

【小話】朔と実言

朔は落ち着かない心で、部屋の真ん中に座っている。いつもはそんなことをしないのに、じっと自分の指を見ている。  落ち着かないのは……だって、今から実言がここに来るんだもの。  先ほどまで朔の住まう邸で婚約の儀を執り行っていた。そして、今から朔...
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