2019-12

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物語あれこれ

2019年 小説を読んでいただきありがとうございました!

私のホームページを訪れてくださいました皆さま 私のつたない小説を読んでくださり、ありがとうございます ある日、こんな話を書きたい!と思った話が、どんどんと広がっていきました。そして、誰かに読んでもらいたい思い、自分のホームページで公開すると...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower42

戸を開ける音で、中にいる人物の身じろぎする様子がうかがえた。 「失礼しますよ」  妙に遠慮して、若見は声をかけながら入って行く。  部屋の中に入ると、隻眼の医師、耳丸さんはなんといって言っていたっけ、れ……せ、瀬矢、という人。片膝を立てて楽...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower41

耳丸は男について、回廊を歩き築地塀をくり抜いた門を通り抜ける。これで官衙(官庁)を出て、その裏に続くその他の施設や役人たちの居住地に入った。横に立ち並ぶ建物は、下っ端役人たちの執務部屋や、食堂、倉庫だ。何棟かの建物を通り過ぎて、目的の建物ま...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower40

季節は春を過ぎて初夏へと移り変わっている。強い日差しに刺されながら、一言も文句言わず礼は馬を進めている。旅を始めてひと月が経った。男装束にも慣れて堂に入ったものだ。  予想通り、山犬を避けるために泊めてもらった集落を発って三日目の昼間に若田...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower39

「……助かったな」  はあ、と大きなため息とともに耳丸が言って、やれやれと持っていた剣を置いた。礼は座り込んでいたが、立ち上がると耳丸のそばに来て座った。 「怪我はない?噛み付かれたところはどうなっているの?」 「あれは、持っていた袋に噛み...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower38

馬が逃げるという事件が起こったが、それも無事に戻ってきた。二人はその馬に乗って北へとひた走った。  礼は勝手に木を下りてしまい、実言を本当に怒らせてしまったと反省の気持ちを込めて礼は静かに耳丸の後ろをついて行った。口少なで、休憩や食事も無言...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower37

遊佐国も半ばまで来た。国府が置かれている伊神は、拓けていて市も立ち賑わっている。海が近いため海産物のやりとりが目立つ。礼は見たこともない珍しい海のものに興味津々で辺りを見回しながら歩いている。旅に慣れてきたため、体調を崩すこともない。その道...
物語あれこれ

小説投稿サイトの体験談

私の小説を読んで読んでいただきたくてこのホームページを作りました。しかし、ホームページを知っていただかないといけないので、その手段として小説投稿サイトに載せています。そのサイトの大変個人的なお話をさせていただこうと思います。 最初に「小説家...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower36

佐田江の庄からの旅は天気にも恵まれて上々の滑り出しだ。旅慣れない礼も、佐田江の庄で体を休められたことで、今一度旅を始める鋭気を養えた。  礼は耳丸の決めた旅の行程に決して口を出さない。耳丸も口出ししない礼の気持ちを汲み取っている。一日でも、...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower35

夜明け前。  耳丸は自分たちが与えられた部屋の手前まで廊下を歩いて来て、立ち止まった。  酒の匂いと女の匂い。礼は気付くだろうか。そう思うと、耳丸は部屋の中に入るのを躊躇した。しかし、明け方の廊下はひんやりと冷たく、部屋の中に入って横になり...
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