【旅】熊野古道3 つぼ湯〈湯の峰温泉〉

湯の峰温泉「つぼ湯」に入りました!

その時のことを共有したいと思います。

1.つぼ湯を知る
熊野本宮には温泉郷があります。
川湯温泉、渡瀬温泉、湯の峰温泉
熊野本宮大社に行く計画の中で、温泉好きなのでどこの温泉に行くか、と調べていた時に「つぼ湯」を知りました。
つぼ湯は熊野詣の湯垢離場として知られ、世界遺産の中でも唯一全身浴のできる温泉、というフレーズがあり、これに惹かれたのです。
世界遺産に入るとは、なんともいえぬ特別な体験のように感じて、つぼ湯に入りたいと思い、大日越えをして、湯の峰温泉に行くことにしました。
これまた、ブログなどを参考に見させていただいていると、つぼ湯は1組30分の時間制で希望者は番号順に待たなくてはいけないことわかり、心してつぼ湯に入りに行くことにしました。

2.つぼ湯に入る
熊野本宮大社にお参りし、そこから大日越えをして、湯の峰温泉にたどりつきました。
8月下旬の天気の良い日に、アップダウンのある山道を越えて来た身は汗みずくで、お湯に浸かりたい気持ちが高まり、すぐにつぼ湯の申し込みに行きました。
つぼ湯に入るには、つぼ湯の場所から少し離れた、「湯の峰温泉公衆浴場」の前にある券売機で「つぼ湯」800円の券を購入しなければなりません。


私は希望者多数で順番待ちがあるかもしれない!と思い、券売機の前にいらっしゃる係の方に「つぼ湯に入りたいのですが!」と声を掛けました。
すると、「今は順番待ちなしで入れますよ」との返事が。
1組くらいは待たなくてはいけないかもと思っていた私は、「すぐに入れるということですか?」と聞き返していました。
「そうですよ」との再びの返事に拍子抜けしたのとともに、ラッキーと思いました。(行った日は、月曜日の14時過ぎです。このような時間帯は空いているのかもしれません。
そして、入るためにはまずは券売機で「つぼ湯」の入浴料金を払わなければいけません。
係の方に券をお渡しすると、番号札を渡されて、これをつぼ湯の扉横に掛けておくこと(これで今何番の人が入っていることが分かります)。入浴時間は1組30分であること。入浴後は番号札をこの窓口に返すことなどの説明がありました。
つぼ湯と受付(券売機)の場所は離れており、迷う人もいるかもしれません。券売機から、川をほとりを上がって行くと、つぼ湯と書かれた看板の掛かれた小屋のような建物に降りる歓談があります。順番待ちをしなければいけない時は、待合所としての屋根の付いた場所がありました。
つぼ湯への階段を下りていき、扉の横にあるフックに番号札をかけて、中へと入って行きます。

つぼ湯は板に囲われており(当たり前ですが)、中は薄暗いです。岩の上にかごがあり、その中に荷物を入れます。
お湯は高温なので、お好みで足し水してくださいね、と係の方に言われました。
桶でお湯を汲んで、足に掛けて温度を確認します。


確かに熱いですが、水は足さなくてもいいくらい。足してもいいくらいです。私は、
つぼ湯は1日に7回湯の色が変化すると言われているそうですが、私が入った時は、透明の湯にしか見えませんでした。石に囲われてつぼのようにくぼんだ湯舟は、大人二人くらいは入れるくらいでしょうか。肩まで浸かって、大日越えをした疲れた体を休めました。
体はぽかぽかして、とっても温まりました。
タオルは自分で用意する必要があります。旅行者としては、タオルが荷物になるので、フェイスタオルを持って行きました。

3.入浴後
世界遺産の中に浸かるという体験は私にとっては大変有意義なことでした。
興味を持たれた方はぜひ行って、つぼ湯に入ってもらいたいです。
つぼ湯に入るために川岸に下りて行く手前に掲げられている、また、つぼ湯の小屋の中にも掲げられていますが、「小栗判官」の物語があります。舞台はこの湯の峰温泉。
このような逸話が残るということは、効能のあるお湯であることが分かります。

どなたかの旅の参考になれば幸いです。

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