小説 あなた New Romantics 第一部あなた 第一章15 約束の日に雪は椿の樹の影に隠れて待っていた。「待たせたかな?」 実津瀬が椿の樹の影に周って雪を見つけて言った。 雪は顔を上げて、すぐに顔を綻ばせた。「いいえ」 雪は答えた。 前回、偶然この石畳の回廊で会って、お互いの気持ちを再び確かめあった... 2021.06.06 小説 あなた